ご挨拶
事務長 吉 田 文 雄
 
 今年4月、本荘高校から赴任して参りました。

 同窓会の皆様には、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

 「質実剛健」の校訓のもと、創立百周年の厳粛な記念式典や諸行事、金砂キューブの建設等を終え、百二年目を迎え、益々充実、発展していく秋田工業高校に勤務することができ、大変光栄なことと存じております。

 さて、本校はこれまで沢山の有為な人材を産業界へ送り出してきました。

 工業は日本の高度成長を支え、産業の根幹として重要な役割を果たしており、それを支えてきたのが工業教育であります。

 秋田県の工業教育の要として本校は確実に歩んできました。同窓各位が、日本の工業技術の向上に大きく貢献し、今日の豊かな日本を築いて来たのです。


   ものづくりの推進とスペシャリストの育成として、危険物取扱者等各種資格の取得、ワールドエコノムーブ、ウインドカーコンテストへの出場、経済産業省エネルギー教育実践校としての環境教育の実践、開かれた学校づくりと社会への貢献として、「空飛ぶ車いす」活動~中古の車いすを修理してスリランカへ寄贈、斎藤憲三顕彰会の研究助成を受けての「養護学校児童生徒のための電気教材開発」、「夏休み小学生親子ものづくり教室の開催」等、また、部活動ではラグビー部、陸上競技部、軟式野球部の活躍、バトミントン、ウェイトリフティング等のインターハイ出場、等々文武両道の伝統力を遺憾なく発揮して、生徒は真摯に励んでおります。

 先日、太田同窓会長の特別講話を体育館で拝聴しましたが、長年の産業界での実践に裏打ちされた貴重なお話で、特に知力、体力、胆力を鍛える、には感銘を受けました。

 これからも求人活動、インターンシップ、社会人講話等で同窓各位からのご指導、ご鞭撻をお願いすると思いますが、将来への人材育成のため、よろしくお願いいたします。
 
 最後になりますが、同窓会の益々の発展と、同窓各位のご活躍を祈念いたします。

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