私の職場状況
岡 本 広 大 (平成15年機械科卒)
 
 私は卒業してから1年後、秋田市役所に入所しました。入所してから数ヶ月は、組織のルールや仕事のルールなど何もかも分からなくて、ただおどおどしているような毎日でした。

 電話をとっても、相手が何を求めているのか掴めず、結局何も出来ないまま先輩に替わってもらう日々が続きました。そんな自分に対して不安と期待が入り混じる複雑な気持ちでのスタートでした。

 入所してから2年間は、農業に関する課で仕事をしていました。農業者の生活に関わる仕事だったし、農業のことは全く無知だったので大変でした。

 仕事を進めていく中で学んだことは数え切れませんが、1つは農業者へ事業の内容を説明する場などを通じて、我々の考えを伝える難しさと大切さを感じました。私は人前で話すことを苦手としていたので、いい経験を積むことができました。

   もう1つはそのような説明の場では、自分の言葉は自分だけの言葉ではなく、「職場全体の言葉」として受け取られるということを改めて痛感しました。それとともにお客様の質問に十分に答えられるよう、「Q&A」を作成するなど常に準備をしておく意識が高まりました。
 
 また、社会に出てから人との繋がりやコミュニケーションが重要で大事だと思いました。自分一人で仕事をしているわけではないし、周りの職員・他の課・外部とのいい関係を築くことによって、いろいろな情報等を得ることが出来るしよい結果へ繋がると思いました。

 そして3年目。今は他の課へ異動になり、1からの勉強の毎日が続いています。難しい仕事ではありますが、社会人であることの意識をより高く意識して、今後もっと成長できるようにがんばっていきたいと思います。

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