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2013-No.3

昭和31年土木科卒 
喜寿(きじゅ)」発「東京五輪」行き

       伊藤 繁治(昭和31年土木科卒業)
         
   
  平成25年9月12日~13日の2日間、秋田市内在住の幹事名の尽力により、
県都秋田市において、私たち昭和31年土木科卒業生の喜寿を祝う同級会が行われた。
 東京、関東より3名、県外東北より2名、県内14名の合わせて19名の参加であった。
次の30句は、その際に詠んだものである。

<秋田駅西口・再会>
 
 「あんべいいな」流るる秋の駅に待つ
 
 再会の握手がっちり秋暑し
  
秋の駅まず息災を尋ねおり

<母校訪問>
  
母校訪う二百十日を逃れ来て
  
変わらざる校門の(あい)秋の風
  栄光の廊下渡れり秋日中

 <土木科実習棟>
  
昼ちちろ(もっこ)かつぎを憶いけり
  
秋嶺や紙すべらせしT定規
  
女子高も覗きし測量秋の川

<金砂(同窓)会館>
  
懐かしき学舎正面赤まんま
  
金秋や校章でんと御座布団
  水引きの花や母校へ「金一封」

    <人工芝ラグビー場・試用開始>
  
       半面をラガーら駆くる秋入日
         
秋芝にあぐらかき見るパス練習
         秋芝へ西日眩しも白ライン

    <秋田温泉プラザ・会場>
  
   爽籟(そうらい)の少し入り来る美人の湯
  
   秋声や「黙祷」八つの霊前に
     喜寿祝う乾杯の声菊揺らし
     喜寿仲間みな一病や秋の宴
     医師もいて冬への心がけ話す
     身に()むや来られぬ友の事情知り
     朗々と色なき風へ詩吟かな
     秋の夜飲みて話して終わりなし
     二番まで校歌斉唱長き夜
     秋の宴締めの「東京五輪見るぞ」
     水澄めるせせらぎに覚む
(うたげ)明け
     頭上より洗い浸る
温泉()霧晴るる

<県都散策・散会>
  三島似の得え居りけり秋(やかた)
  敗荷
(やれはす)
へ向かう花々散会す
  去り難き五人入りたる秋喫茶

            (俳号・下仁田 夕瀞 しもにだせきせい)大仙市大曲住) 


 最後に総合案内の高松先生、学校説明の西校長先生、土木科実習棟説明の大淵先生、そして人工芝ラグビー場説明の瀬田川後援会長さん、皆さんお忙しい中、誠にありがとうございました。


 
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