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2014-No.1
◇恩師 池永先生と建築科卒50年◇

       佐々木 剛(昭和39年建築科 卒業)
       【秋田市在住】


   

薫る5月、「S39年卒秋工建築科50周年記念同級会」を、岩手県花巻温泉郷「ホテル志戸平」で挙行しました。
    

この同級会は、卒20周年を機に(S59年)5年毎に定例開催しているもので、7回目を迎えた今年は、人生70年を生き抜く!生き抜いた?特別な同級会となりました。

 振り返れば、昭和36年建築科は、全県トップの2.3倍の難関を突破して入学してきた強者ぞろい。角館・十文字・矢島・本荘・象潟・南秋等からの秀才又、クラスの1/4は予備校出身の鈍才、市内の現役組は「神童」の面々。
       

学業の傍ら、牛乳配達・新聞配達等朝仕事を終えてから学校へ、時期になれば田植え等、夜は皿洗いとボーイに、キャバレーのバンドマンと多種多様な勤労学生の多いクラスでもありました。

在学の3年間、毎年「7日間」の休暇に入る生徒が勃発、その度に弁明弁護に追われる恩師池永先生からは、気苦労の絶えない大変なクラスを受け持ったと、それでも退学者がいなかったのが何よりとだったと(後で)聞かされました。

そんなクラスは、昭和39年東京オリンピックの好景気な時に卒業、大学進学者3名を除いて全員が建築関係へ就職。

大手建設会社に勤める者、会社経営(設計事務所、建設会社等)、地方公務員2名、大学・社会人で活躍するラガーマン、一級建築士13名、宅地建物取引主任者2名等。

近年は、リタイヤ後も建築士への教育指導に尽力している池田氏、東京秋工会会長・秋田ふるさと応援団会長・秋高連幹事長の三平氏、秋田県水泳連盟副会長・秋田市体育協会副会長、日本水泳連盟有功章受章の又井氏、武蔵野市会議員の小林氏、リセットして設計事務所開業の丸山氏等々、母校はのみならず社会に貢献している同級生の活躍には、同級生皆が敬意を表し、誇りにしている我がS39年卒秋工建築科同級生であります。

こうして卒50周年記念同級会を無事に迎えることができたのは、恩師池永先生のご指導の賜物と、同級生一同改めて感謝をしているところです。

(恩師池永先生は、平成24年7月9日 享年90歳 で他界されました。)

 次回の同級会は、早めに!という要望に備えて早速検討中。


(恩師池永先生の想い出)

「おめがだだば、あったもでねがった」
言いながらも、秋田市在住の新年会・定例の同級会に、いつもいらしてくれました。
(40周年記念・H16年)

そして、離職者、Uターンに対しては、就職の世話、悩みの相談、結婚等々。



遠方から同級生が来れば、元ワルがそろって、川口の一人住まいの先生宅に押しかける事度々。「おめがだだば・・・」又怒られながらも、お詫びの杯を交わす始末。


近々息子さんと、海外旅行(ドイツへ)するとの事、楽しみにしていました。閉めは、いつも皿洗いとヘルパー(畠山氏)を泊め置きしてお開き。(H18年)


平成26年5月28日  ㈱林工務店勤務 


 
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